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Kenta Kura Official Blog ~Life@The Royal Ballet~

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2010年 02月 23日

オリンピックとゴッホ

北海道出身の自分は昔から冬季五輪が大好きだ。

久しぶりに舞台の出番が1日しかなかった先週は、TVにかじりつきオリンピック観戦。
時差の関係もあるので、朝方まで起きてはTVにむかってやいのやいの言っていた。
ちょっと寝不足だが、せっかくの「冬のお祭り」、ハイライトでは終わらせたくない。

どの種目をみても感じることだが、
一人の人間が自分のベストを出そうと一生懸命頑張っている姿にとても感動する。

まだまだ続く冬季五輪、さらなる日本人の活躍に期待したい。




現在ロンドンにゴッホ展があると聞き、月曜の休みを利用して足を運んでみることに。
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今までゴッホの絵は何度も見たことはあるが、今回見た絵もどれもすごかった。


一つの絵を見ても、見る角度によって全体像が変わるし、
なにより絵が動いて見えるのが、とても不思議で興奮する。


間近で見たら、カラフルなうどんを重ねてあるようにも見えるが
少し距離をとるだけで、一つ一つの線に躍動感が感じられてずっと見続けることができた。


3時過ぎに入館し、6時の閉館まであっという間に時間は経ってしまい、追い出されることに。
仕方がなく帰宅前にショップにてグッズを購入。。
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時間がある方、ぜひ観に行ってください。
ゴッホはあなたに不思議なエネルギーをくれます。

by kenny-ku | 2010-02-23 06:54
2010年 02月 15日

マキューシオからカエルまで


先週の舞台は

マキューシオ→マキューシオ→ベンヴォーリオ→ジェレミー

で、特に土曜日の昼夜+おまけの日曜日で、さすがにバテた。


土曜日も昼公演のマキューシオが終わったと思ったら、
間2時間の休憩を挟み、ベンヴォーリオがスタートという詰まったスケジュール。
でも、舞台に出れば疲れよりも踊りたい気持ちのほうが勝ってしまう。

マキューシオは、ソード・ファイトも面白いと言われるが
特にデス・シーンを褒めてくれる人が多かった。
時間をかけたし、自分の中でも相当な思い入れがあるから
そう言ってもらえるのが嬉しかった。

このシーンの為に、バレエの映像のみならず映画などの様々なデス・シーンを見た。
探していくうちに松田優作、渡辺謙まで見てしまったし(笑)

デス・シーンはケネス・マクミランがとても時間をかけて作ったと言われるシーン。
芸術監督の要求も細かく、リハーサルもシーンの説明だけで終わった日もあった。

まだまだ技術面でも良くしていきたいし、これからも頑張りたい。


そして一夜明けて日曜日。
この日はバレンタインデーの特別公演。

国とスポンサーがオペラハウスを貸し切って、
アフガンニスタンに駐在している英軍の家族を招待するというもの。
プレスやメディアも来ていて、大きな企画だった。

ロイヤルバレエからは「ビアトリクス・ポターのお話」を上演。

ジェレミー・フィッシャーを踊ってほしいといわれ、快諾したものの
返事をしたときは前日にこんなに踊っているとは知らなかったので
ウォーミングアップをしている時は「今日、本当にジェレミー踊れるのか?」と
自問を繰り返すくらい身体が痛かった。

舞台が始まって、自分(ジェレミー)が新聞を読みながら登場すると
客席からウキャキャキャーっと笑い声が聞こえてくる(笑)

なので、「子供が多いのか?」と気付いた時にはもう身体が熱くなってた。
結局いつもよりサービス?して色々な動きを付け足した。
釣り竿でイチローポーズを披露したり(笑)
(こっちのキッズ達にはわからないだろうけど・・)

最後も大歓声を受けて、ちょっと戦隊ヒーローになったかのような気分だった(笑)

終演後、写真撮影などもあり、「ジェレミー、ジェレミー」と声をかけられたが
「どんな気分だい?」と聞かれても「死にそう。。」と答えてしまうくらい
流石に最後は限界を感じた。


しかし、バレンタインデーだけに、たくさんの愛をあげられたのではないかと

思ってみたりして(笑)


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by kenny-ku | 2010-02-15 23:59
2010年 02月 07日

マキューシオデビュー


マキューシオのデビュー舞台、無事終わりました。

デビューが決まってからは、寝ても覚めてもマキューシオでいっぱいになり
気がつけば舞台のことを考えている日々だった。

この役をはじめて観たのは16歳の時、ロンドンに留学してからすぐのこと。
その時マキューシオ役を演じていたのは、当時プリンシパルだった熊川哲也さん。

舞台上での彼はテクニックもすごかったが、
キャラクターが何よりも強烈で、とても印象的だった。

当時は熊川さんにはすごくお世話になっていて、
マキューシオ役の事を楽しそうに話している彼にすごくあこがれていたし、
いつか自分も彼が舞台上で感じていた世界を体験してみたいと思っていた。



リハーサルは芸術監督のモニカ(メイソン)にマンツーマンで指導していただいた。
実際にケネス・マクミランと仕事を共にしてきた彼女の言葉は深くて、
制作当時の貴重な話を伺ったり、大変勉強になった。

彼女は個々のダンサーの個性を引き出そうとしてくれる。
「この場面はこうする人が多いけど、健太はこういうのはどうかしら?」と
自分らしいマキューシオの役作りにアドバイスをくれた。

特にデス・シーンには相当の時間を割いた。
そのプロセスについてはまた今度。


デビュー舞台は、自分ではなかなか評価しにくいけれど
「本当に面白かった」「オリジナリティに溢れていた」と喜んでくれた声が多いので、
自分が思い描くマキューシオが伝わったのではないかと思っている。

次の舞台もますます楽しんでもらえるように踊りたい。

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マキューシオの衣装


今回はベンヴォーリオも踊っているので、正直な話、混乱しそうになる。
踊っている場面が同じところが多いので、自分が誰なのかわからなくなる。

実際、この二役を同時に踊るケースは少ないらしい。
踊る前に「今日はベン(ヴォリオ)」「今日はマ―ク(マキューシオ)」とか
ブツブツ言いながら自分の役を確認するようにしている(笑)


マキューシオもベンヴォーリオもティボルトとのソード・ファイトでそれぞれ見せ場がある。

小学生の頃、剣道をしていたせいか、剣を握るだけでテンションが上がる。
ファイトのシーンは正直一番楽しんでいるところかもしれない。


ティボルト役はベン(ガートサイド)と組むことが多くて、自分がやりたいことを伝えると
快く協力してくれて、ソード・ファイトのシーンを面白くする為に力を貸してくれた。


ベンヴォーリオ役のヨハネスとも「次こうしよっか」なんて結構舞台上で会話をしている(笑)


明日はまたキャストが変わるので、また違った楽しい舞台にしたい。

by kenny-ku | 2010-02-07 16:03
2010年 02月 01日

ミッドシーズンブレイク その2


ロンドンに戻って一息ついた頃、ふいにドライブがしたくなった。

高速を30分も走れば広がるのは
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イギリスの田園風景

少し北海道を思い出させるこんな風景はイギリスの好きなところのひとつ。

「真夏の夜の夢」を連想させる木々や細い山道を抜けて
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向かった先はコッツウォルズ。
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Winchcombeに到着

Tea Roomで休憩
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ここはUK Top Tea Placeに輝いたという「Juri's」
何と日本人のご家族が経営しているティールームだ。

早速クリーム・ティーセットをオーダー
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紅茶はもちろん、自家製のスコーン、ジャムやクリームの全てに
やさしくて繊細な味がして、なまら美味い!

続々とやってくる地元の人々を見ていれば、この味が評価されていることがよくわかる。

その後、一度お店を出て歩いていたら、わざわざ走って追いかけてきて下さり!
「ショートケーキが食べたい」という自分の我儘に
次の日にリザーブしていた人達用のケーキやスコーンまで分けて下さった。

何て温かい人たちなんだ。
そんな人柄も皆に愛されているのだろう。

ケーキとスコーンは美味しくいただきました。

ありがとうございました。



温かい気持ちを胸にロンドンに戻り、
今週から始まるシーズン後半へと気合いを入れる。

まずは、今週の舞台を頑張る。


出演予定

2月4日マキューシオ
2月8日マキューシオ
2月13日マキューシオ(昼)/ベンヴォーリオ(夜)

by kenny-ku | 2010-02-01 08:30